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大阪のおすすめ就労移行支援事業所
この記事では、現在就労移行支援を利用している方で
- 就労移行支援スタッフで嫌いな人がいる!
- 続けるべきか辞めるべきか悩んでいる!
- 事業所に通所しづらくなった!
- どこに相談場所が知りたい!
- 嫌われるスタッフの特徴が知りたい!
という方に向けて、
就労移行支援のスタッフが嫌いになってしまった時やそうならないための対処法に合わせて
要注意なスタッフの特徴、苦情相談先や就労移行支援事業所の選び方などを
利用開始してから、思っていた支援が受けられない!とならないために是非ご活用下さい。
就労移行支援のスタッフが嫌い!どうしたらいい?
就労移行支援事業所を利用している方で「スタッフが嫌い!」「合わない!」「通所したくない!」
と言う風に就職するために通所しているのにスタッフと合わなくてモヤモヤするのにウンザリといった方が多くいらっしゃいます。
結論として選択肢としては、
・対策を講じて就職を目指して続ける!
・思い切って事業所を変更する!やめてしまう
という選択肢があげられます。
では、その選択は一体何を基準に行えば良いか?という点を、続ける場合とやめる場合に分けて解説していきたいと思います。
このような悩みやストレスで就労移行支援に通所していても就職どころではない!
就労移行支援の通所を続ける場合の対策
就労移行支援事業所のスタッフが嫌いなときは、まずは主観的にならずに、客観的に捉えてみましょう。
相手が変わることを待つよりも、自分が変わる。自分の考え方や行動を見直すことで自分の成長につながり、問題も早く解決につながることがあります。
今後の就職先で人間関係のトラブルが起こった時の対応策の練習にもなります。
客観的に捉える
苦手な人と関わるときは、客観的に捉える意識が重要です。主観的に捉えてしまうと、自分の物差しが優先されてしまい、どうしても偏った印象や関係性になってしまいます。
客観的に捉えることで、相手が何を伝えようとしているのか言葉の本質を理解できるようになり、感情的に捉えることも減ってきます。
また、客観的に捉えることで、自分が傷つかないように受け流す技術も身についてきます。
自分が変わる
相手の性格や・考え方を変えることはとても難しくエネルギーのいることです。スタッフの接し方が変わることを期待するよりも、自分が変わることのほうが簡単です。
例えば、支援スタッフの自分に対する対応時間が他の利用者さんと比べて少ないな。と感じる場合は、「ほっとかれている」ではなく「気にかける必要がないほど自分は安定しているんだ」と考えてみると、
支援スタッフの行動に対して気にならなくなることもあるでしょう。
その場だけの関係だと割り切る
スタッフとの関係性が上手くいっていないときに、スタッフとの関係性を気にしすぎてしまうと、事業所にいる時間帯だけではなく、私生活に影響が出る可能性があります。
「このスタッフとは事業所だけの関係だ」と割り切り、最低限のコミュニケーションだけを行うことで乗り切ることも重要です。
スタッフのことを知る
スタッフのことが嫌いになる原因として考えられるのが、お互いの理解が不足していることがあります。スタッフのことを良く知らないのに印象だけで決めつけてしまっている可能性はないでしょうか。
あいさつや雑談から少しずつ相手の本質を理解していくことで、お互いの偏った印象が改善され、良好な関係を築くきっかけになるはずです。
「支援する立場じゃないのにわたしがスタッフに配慮しないとだめですか?」
と質問をうけることがあるのですが、
就労移行支援事業所に通う時に大切なのは、自分のためになるように上手に活用することだと考えています。
人間関係の悩みやトラブルはどこに行っても付きまとうことなので、実践!アサーショントレーニング!!と思って取り組んでみるのはどうでしょうか。
※アサーショントレーニングとは
自分の意見を相手に伝えつつも相手にも悪い気をさせないコミュニケーション方法のトレーニングです。
就労移行支援の利用を辞める・事業所を変更する場合
「どうしても、我慢ができない!」「こんな就労移行支援にいてはストレスが溜まってしまう」「就職どころではない」
という方も多くいらっしゃると思います。
そういった場合は思い切って、就労移行支援事業所の変更や退所するのも選択肢の一つです。
就労移行支援事業所を「変更」または「辞める」場合は、
現在通われている就労移行支援事業所、または自治体の福祉窓口に相談するか、就労移行支援事業所を変更したい場合は
変更先の就労移行支援事業所に問い合わせてみると良いでしょう。
就労移行支援事業所を変更してみる
続けるかどうか迷った末に、「何もしてくれない」「このままだと就職できない」と思ったら、思い切って就労移行支援事業所の変更を検討しましょう!!
事業所の変更を希望する場合は
- 今通ってる就労移行支援のスタッフに申し出る
- 変更先の就労位移行支援に相談してみる
- 最寄りの役所の障害福祉窓口に相談してみる
などから、変更の相談を行いましょう。
その後の手続きや必要なものについては、現在の就労移行支援のスタッフや移行先の就労移行支援とよく話し合ってどうするか決めていくと良いでしょう。
就労移行支援事業所の利用を辞める
もしも、就職支援やサポートを必要としない!と言った場合であれば
思い切って、就労移行支援の利用をやめてしまうのも一つの手です。
他にも、就労移行支援とは別の就労系サービス「自立訓練」や「就労継続支援」など自分に合った就労系サービスの利用を検討することも視野に入れましょう。
例えば、体調管理から見直したい場合は「自立訓練」を検討したり、働きながら訓練を行いたい場合は「就労継続支援a型」や「就労継続支援b型」の利用も視野に入れましょう。
利用期間には制限がある!【辞める・変更時の注意点】
就労移行支援事業所には、原則:2年間という利用可能な期間が定められています。
これは、事業所の変更を行なっても同じであり一度の利用で就職を目指す必要があります。
自治体に認められた場合に限り、「最大1年間の利用期間の延長」や「利用期間のリセット」が可能となります。
なので、どうしてもこのまま利用を続けるべきか!?就職できるイメージが湧かないといった方は、利用期間を考慮して退所や事業所変更を考慮しましょう。
要注意な就労移行支援のスタッフ
対処法はわかったけど、このスタッフには対応しきれない!と感じるときもありますよね。
ここでは自分が変わるだけでは対応しきれない要注意なスタッフについてお伝えします。
気分の浮き沈みが激しいスタッフ
ついさっきまで高いテンションで笑顔だったのに、急に不機嫌になってイライラしている。
話しかけづらい雰囲気など、このような支援時間中に気分の浮き沈みが激しいスタッフは要注意です。
スタッフも人間なので、日によって体調の良し悪しは当然あるかと思いますが、支援する立場である以上、利用者さんに対して心配や不安をかける頻度が高いスタッフは良いスタッフとは言えません。
人によって態度が変わるスタッフ
「他の利用者さんの時はやさしいのに、自分にだけ口調が違う」「自分の対応だけ笑顔が消える」利用される方に対して好き嫌いが激しいスタッフは自分がしたい支援をしやすい利用者さんにだけ寄り添う傾向があります。
自分の思い通りにならない利用者さんには態度が変わるようなスタッフは要注意です。
以前話した内容を覚えていないスタッフ
面接日や通院日などの日程を伝えたのに、当日になって「今日は事業所に来られていませんが、どうされていますか?」などの連絡が入った場合は要注意です。
その他にも、訓練の進捗を伝えても次の日にもまた同じ質問をされるなど。
支援記録を取るためだけに支援をしている職員はその日の記録を取ることに集中してしまい、利用される方一人一人をしっかり見ていないマニュアル業務になっていると言えます。
このようなスタッフには最初にお伝えした、自分が変わる方法では、対処が難しいと言えます。
就労移行支援の苦情相談窓口
就労移行支援スタッフのことが嫌いで、自分でも関係改善のために対処法を実践してみたが、どうにもならない場合や、そもそも要注意なスタッフが嫌いな場合は就労移行支援事業所等に設けられている苦情相談窓口に相談しましょう。
就労移行支援事業所の利用を開始される際に、重要事項説明書の説明があります。
その中に【要望・苦情等申立先及び虐待防止に関する相談窓口】の説明があったことを覚えていますでしょうか?
説明を受けていない方は事業所に確認してみましょう。
就労移行支援の相談窓口に相談する
主にサービス管理責任者や管理者が配置されています。
まずは、スタッフや職員に直接嫌なことや感じていることを伝えましょう。
直接話をすることで解決する場合があります。
利用者さんが感じる不安やストレスにスタッフや職員が気づいていないということが少なくありません。
ですので、伝える際はなるべく感じたことを感じたまま伝えることがトラブル解決の鍵となります。
なかなか言い出しづらいことではありますが、言わずにいると利用者さんだけがずっと我慢をしなければならない状況になってしまうため、
嫌だなと思ったら我慢せずに担当スタッフにお伝えすることが大切です。
担当スタッフや職員が話を聞いてくれない、まともに取り合ってくれない場合や、話は聞いてくれたが、何も対応してくれない場合は、事業所の利用相談窓口に相談しましょう。
市区町村の福祉相談窓口に相談する
就労移行支援事業所のスタッフ・職員・事業所の利用相談窓口が苦情を取り合ってくれないという場合や、直接言い出しにくい場合、相談に乗ってくれるのが地域の福祉相談窓口がございます。
【市区町村の相談窓口】お住まいの役所の福祉課等
福祉相談窓口では就労移行支援事業所をはじめとする福祉サービスの苦情等の相談を受け付けています。
こちらに相談すると福祉相談窓口から、利用している就労移行支援等の福祉サービスに相談者の代わりに苦情を伝えてくれます。
社会福祉協議会 -運営適正化委員会に相談する
就労移行支援事業所の苦情を直接事業所に伝えられない場合や、市区町村に相談窓口が設置されていない場合は、お住まい地域に設置されている運営適正化委員会に就労移行支援事業所の苦情を相談してみると良いでしょう。
ここでは、面談や、電話・メール等で相談することが可能です。希望に応じて、事業所に匿名で相談することも可能です。
就労移行支援にそもそも向いてない人
就労移行支援は訓練を行うことで、自身の障害について理解を深め、自分がどういったときに不安や不調になるのかを理解し、自分でできる対策や他者に配慮してほしい事項など整理して就職を目指す場所です。障害の悩みを抱えている、自分を変えたい、スキルアップしたい!という方には向いていますが、そもそも利用に向いていない人もいます。
そこで、就労移行支援がそもそも向いていない人の特徴について紹介していきます。
今すぐ就職したい人【就職先だけ紹介してほしい】
就労移行支援は最長2年の利用が可能です。2年間の間に就職するために必要なスキルを修得していきます。
スキルの内容は、生活習慣や、セルフケア、ビジネススキルなど事業所によって様々です。
就労移行支援の利用から就職までの期間は、早くても3か月から12か月程かかると言われています。
就労移行支援の目的は就職がゴールではなく、就職後6か月以上の職場定着を目的として運営しているため、無理なく働き続けることができるように利用期間は長めに設定されています。
ですので、利用から1〜2か月で就職したい!という方は就労移行支援に向いていない人と言えます。
就職を考えていない【本人の就職意欲が薄い】
就職をする予定はないが、スキルアップをしたいと思い就労移行の利用を検討している場合は、一生のうちに2年と決まっている貴重な利用期間を無駄にしてしまうことになります。
就労意欲がないのに就労移行支援事業所を利用してしまうと、就職・面接などの対策は不要と感じてしまい、いざ就職したい!と思ったときに利用期間が終了してしまったということになりかねません。
利用しているうちに目的が変わる場合は良いですが、基本的には就職したいと思った時期に利用されることをおすすめします。
1人で就職活動ができる
就労移行支援は「一人で就職することが困難である」という方の利用が主な対象となります。
ですから、サポートを必要としない方は上記の就職先だけ紹介してほしい方と同様で、就労移行支援の利用に向いていない方ともいえるでしょう。
また、利用から就職までの期間の面でも通常より就職までの期間を要してしまうことがありますので向いていないといえるでしょう。
というのも、通常就労移行支援の利用には「障害福祉サービス受給者証」が必要となります
受給者証の申請から発行までの流れは
- 自治体の窓口に相談
- 受給者証の申請書類を提出
- 自治体の認定調査
- 受給者証の発行
と利用するまでに申請から1か月から2か月程要します。
※自治体により発行にかかる時間がかわってきます。
ですので、1人で就職活動が行える方は、就労移行支援の利用開始までの期間が勿体無いためおすすめできません。
この期間内に就職したいと思っている方は、転職エージェントなどのサービスを活用し、就職活動を行うことが適しています。
生活リズムや体調・メンタルの状態がかなり不安定
就労移行支援の利用を検討している方は、体調やメンタルの状態が落ち着いていない方や会社を休職中の方が多いのですが、就職・復職に焦ってしまい症状が安定していない状態で就労移行支援の利用を開始してしまうと、
予定通りに通所ができず、就労移行支援事業所に当日体調不良での休み連絡をすることで自分を責めてしまうケース。
通所することはできても、本来自宅療養期間中に通所することで些細なことが気になり集中力が続かず疲れて過ぎてしまうケース。
他の利用者さんと自分を比べてしまうケースなどが起こってしまうことで負のループに陥ってしまうケースも少なくありません。
ですので、
まずは症状がある程度安定している段階での利用を検討しましょう。
就労移行支援の前段階として「自立訓練(生活訓練)」の利用検討もおすすめです。
厚生労働省が定める自立訓練(生活訓練)が受けられる対象者は以下の通りです。
地域生活を営む上で、生活能力の維持・向上等のため、一定の支援が必要な障害者。具体的には次のような例が挙げられます。
(1) 入所施設・病院を退所・退院した者であって、地域生活への移行を図る上で、生活能力の維持・向上などの支援が必要な者
(2) 特別支援学校を卒業した者、継続した通院により症状が安定している者等であって、地域生活を営む上で、生活能力の維持・向上などの支援が必要な者 等
就労移行支援を変えたい場合は?
現在通所されている就労移行支援事業が自分に合っていない、思っていた訓練と違うと感じたら他の就労移行支援事業所に変えることも可能です。
※自治体によっては変更不可の場合もあります。
事業所を変更する場合は、今通っている事業所のサービス管理責任者の方に
他事業所に変更したいこと、現状困っていること、不安なこと、自分に合っていないと思うことなどをお伝えしましょう。
その後、次の就労移行支援事業所の見学・体験を行い、次の通所する事業所を決定しましょう。
現在通っている就労移行支援のスタッフに相談しにくいといった場合は、変更先の就労移行支援に相談してみるのもおすすめです。
もちろん相談にも乗ってくれますし、その後の手続きなどの手伝いをしてくれる場合も御座います。
就労移行支援はひどいという声がある【就労移行支援の問題点】
自分に合った就労移行支援の事業所に通うことができれば、しっかりとサポートしてくれる就労移行支援事業所がほとんどですが、
中には「福祉はビジネスだ!就労移行支援はひどい」と豪語する会社や支援が行き届いていない事業所やニュースで取り上げられる様な不正請求などを行う事業所も存在します。
また、就労移行支援はひどいと言われる背景としては..
利用者の在籍や出席によって売上が左右される、就労移行支援の運営のからくりが大きく関わっており、「無理やり通所日数を伸ばす」「就職できる方を引き止める」などの悪質な運営を行う就労移行支援事業所があるという実態が大きく影響していると言えます。
また、他にも現状の就労移行支援全体でみる問題点としては、
- 工賃などの給与が支給されないため、生活が保障されていない
- 就職数や定着後のサポートが少ない事業所が少なからず存在する
- 支援者は無資格でも働けるため支援方法にバラつきがでる
その他にもニーズの増大への対応や制度上の課題などがあります。
失敗しない就労移行支援の選び方
就労移行支援事業所を利用し、これから就職に向けて頑張ろう!と思っているのにスタッフと上手くいかなかったり、嫌な思いをしなくても良いように失敗しない就労移行支援事業所の選び際ははこれまでにご紹介したポイントをぜひ参考にしてください。
- 自分の障害種別が対象の事業所か
- 事業所の場所は通いやすい場所にあるか
- 要注意な就労移行支援のスタッフがいないか
- 何かあった時に相談窓口の担当は相談しやすそうか
- 事業所の雰囲気や環境はどうか
- 訓練内容やプログラムの内容は自分に合っているか
- 就職実績、就職後のサポート体制はどうか
- 交通費や昼食代の補助はあるか
まずは安心して通える場所かどうかが大切です。
他にも、失敗しない就労移行支援の選び方については
就労移行支援事業所側とのミスマッチを防ぎ、自分の思っているサービスを受けるために
- 学習面
- 就職面
- 金銭面
- 対人面
などを確認してから就労移行支援の利用を決めるようにしましょう!
大阪で厳選したおすすめの就労移行支援事業所とその選び方も詳しく解説しておりますので、ぜひご活用くださいませ。
スタッフの質が高い就労移行支援の選び方
就労移行支援事業所を選ぶ際に重要視するポイントはスタッフの質です。
スタッフの質が良いと
- 通所が楽しくなる
- 自然と頑張れる
- 相談しやすい
- 就職後も安心
などなどこれだけでもなぜ重要視しなければならないかわかりますね。
ただ、質の高いまたは自分に合ったスタッフがいるかどうかは実際に見学や体験をしなければわかりません。
その中で、自分との相性はどうか確認してください。
就労移行支援を選ぶべきポイント
実際にスタッフが嫌いと思った方はスタッフに不信感を抱いてしまい、このままで就職できるのか不安になられた方々であり
嫌いだな・この人とは合わないなと感じてはいても、この事業所なら就職するまでの間頑張ろうかなと思えるポイントについてご紹介します。
・就職者数
直近2年間で何名就職できているか確認しましょう。2年間で20人以上就職できている就労移行支援事業所は良い事業所と言えます。
・就職先
20人以上就職できていても、希望する就業先ではない場合その事業所との相性が良いとは言えません。
例えば、正社員でのIT系や事務職での就労を希望している場合に、
先ほど聞いた20名がアルバイトやパートや、清掃や仕分けがメインとなっている事業所だと相性は良くないでしょう。
逆の場合もありますので参考にしていただければと思います。
・定着率
定着率とは、就職後6か月以上、仕事を継続して続けられている方の割合です。
定着率が高ければ、就職後のフォローだけではなく、無理のない就労支援や効果的なセルフケアプログラムをしっかりと行っている良い事業所だということがわかります。
定着率の目安は障害種別ごとに変わります。
就職後1年時点の定着率は、身体障害60.8%、知的障害68.0%、精神障害49.3%、発達障害71.5%<図表 1-3-2>
これらを事前に確認し良い就労移行支援事業所に通所を決めるようにしましょう!
見学・体験利用時に見るポイント
それでは実際に見学時・体験利用時に見るポイントですが、
・スタッフとの関係性が築けそうか
スタッフの質が高い事業所の選び方でもお伝えしましたが、一番大切なポイントです。
・事業所の入口
入口が綺麗に掃除されているか、季節感の合わない物が置いていないかを見てください。入口の掃除ができていない事業所は支援にも手が回らない状況だと判断できます。
・訓練内容
ホームページやパンフレットに記載されている訓練内容に相違がないか確認しましょう。プログラム等どのように参加するのか、気になるプログラムの見学や体験ができるのか確認しましょう。
・自身の障害特性について
ご自身が体験する際に、嫌な音や何かが気になって集中できないような環境ではないか、希望があれば席の移動なども可能かなどご自身が集中できる環境なのか確認しましょう。
就労継続支援a型・b型もおすすめ
ここまで就労移行支援事業所についてお伝えしましたが、選択肢は他にもあります。
ご自身の、障害や症状に加えそれぞれの目的や環境によってもピッタリの施設が異なります。現在利用している事業所や、新たに見学している事業所も合わないな、と思われたら就労移行支援事業所だけに選択肢を絞らずに、就労継続支援A型や就労継続支援B型なども検討してみてください。
みなさんは「就労移行支援」と「就労継続支援」の違いをご存知でしょうか?
言葉が似ているため混同されがちですが、実はまったく異なる福祉サービスとなっています。
具体的には大きく分けて以下のことが違います。
就労移行支援・就労継続支援の違い
- 利用目的
- 賃金の有無
- 利用期間の制限
- 就労継続支援の種類(a型・b型)
上記のように、そもそも
就労移行支援と就労継続支援では大きく違いがあり、就労継続支援a型とb型にも違いがあります。
具体的な目的は以下の表を
就労移行支援事業所 | 一般就労を目指し”学習など就職の準備を行う”施設 |
---|---|
就労継続支援a型 | 社会復帰に向けて”就労を行う”施設【雇用契約あり】 |
就労継続支援b型 | 社会復帰に向けて”就労を行う”施設【雇用契約なし】 |
A型や、B型は利用期間に縛りがなく利用することができるため、A型やB型で生活リズムを整えてから就労意欲がでてきたタイミングで就労移行支援事業所を利用するなども可能です。
就労継続支援A型、B型について詳しくはこちらの記事で紹介していますのでご覧ください。
まとめ
これまで就労移行支援事業所のスタッフが嫌いな時の対処法についてご紹介してきました。
就労移行支援サービスを受けることができるのは一生のうち、原則2年間だけです。
事業所のスタッフは2年以内に就職できるように楽しみながら協力し訓練できる関係性が築けると良いのですが、人と人なのでどうしても相性があります。
ですので、
スタッフを嫌いになってしまうことも当然あります。
その時にどう対応するか!
ご自身の感情にどう向き合うか!
経験として対処し今後社会に出た時に役立てるように就労移行支援サービスを上手く利用していきましょう。
必ずしもスタッフの行動全てが「訓練」ではないので、嫌なこと不安なことを相談するということも立派なスキルの一つです。
抱え込まずに相談し解決する。
相談するとほんの些細なボタンの掛け違いだったり、スタッフ自身も利用者さんに対して良かれと思っての行動かもしれません。
相談し解決すると良いのですが、解決できない場合は事業所を変えるなど対策を行いましょう。
大切な2年間だけではなく就職後に職場で困ったときにも事業所スタッフとは半年間の定着支援期間があります。
このこともあり、スタッフとの信頼関係というのは非常に重要です。
この記事が、「現在就労移行支援事業所を利用されている方で就労移行支援に不満を持っている方」もしくは、
これから、就労移行支援を利用される方のお役にたてれば嬉しく思います。