福祉制度について

就労移行支援は手帳なしでも利用可能?【障害者手帳の種類と利用条件を解説】

大阪のおすすめ就労移行支援事業所

WithYou

WithYouは精神・発達での支援・就職実績もリアルタイム公開。

・精神・発達での就職実績では、大阪でトップ。実績もリアルタイム公開。
・精神・発達に特化し、心理プログラムや交通費全額支給、企業など独自の取り組み
・それぞれの職業コースは、業界の専門家で固めているため専門性が高い

リタリコ

日本最大手の就労移行支援

・日本で最大の就労移行支援事業所
・身体・知的などあらゆる障害への実績
・年間就職実績は1000人以上。

エンカレッジ

発達障害の学生で就活に悩む方は絶対おすすめ

・発達障害を抱えながら、就活を行う学生に関する就職支援にかなり強い
・年齢層20代が多く活発、発達障害での若年層に人気
・発達障害の特性を知るプログラムが充実している。

\ この記事の監修者 /
この記事の監修者:中西 安香音/社会福祉士
大阪府で「社会福祉士」として障害福祉の現場に従事しています。日常的な支援経験から障害のある方のお悩みや福祉制度について詳しく解説していきます。

就労移行支援は障害者手帳なしでも利用できる!

結論、障害者手帳(精神保険福祉手帳など)は必須ではない!

「自立支援医療」や「医師の診断書」があれば「障害福祉サービス受給者証」の発行が認められ、就労移行支援事業所の利用は可能です。

就労移行支援に必要になるものは障がい福祉サービス受給者証になります。

意外と知られていませんが、医師の診断書(精神疾患や障害名の記載された)があれば一般的には受給者証が発行される条件を満たせますので、障がい者手帳が利用する時に必ずしも必要とは限りません。

しかし、受給者証を発行する際に、現在の病気の状態や障がいのために就労が難しい状態であることを説明する必要があります。

就労移行支援のサービスを利用するにあたって、障害者手帳はいらないんですね!でも障害者手帳って必要なものか、不必要なものかハッキリわからないです。
障害者手帳は必要な方とそうでない方がいらっしゃいます。ご自身が本当に障害者手帳が必要なのかどうか、これからご紹介していきますので判断してください。

障害者手帳を持たない理由とは?

障害や疾患を持ちながら、「障害者手帳を持たない障害」が多いという事はご存じでしょうか?

昨今では、職場のストレスによる適応障害やうつ病、発達障害グレーゾーンの方などの精神保険福祉手帳(障害者手帳)を持っていないというケースも非常にたくさんあります。

様々な理由で離職されたり、自分は障害者として認められるのか?と疑問を持たれ、そもそも「障害者手帳の取得」「障害福祉サービス」の利用が可能ということ自体知らなかったという場合もあります。

ですから、障害者向け就労支援サービスを利用されたい方が必ずしも障害者手帳をもっているとは限らないのです。

障害者手帳と受給者証の違いは?

障害者手帳は、障害の名前や状況・状態などを証明するために都道府県から発行される証明書のことです。

受給者証は福祉サービスを利用する時などに市町村から発行される証明書になります。
病院へ行って医師から障がいの診断が判断されなくても、意見書などがあれば発行してもらうことができます。

発達障害や適応障害などの手帳を持っていない方の就活に最適

特に、働く事に課題を抱えやすい「ADHD・ASD・LD」などの発達障害をお持ちの方や適応障害やうつによって現在休職中の方にとっては、

障害者雇用や一般就労を目指し訓練を行うことができる就労移行支援サービスの利用は理想的だと言えます。

ですから、これらの障害者手帳を持っていない場合が多い方にとっては、医師の診断書や自立支援医療制度によって利用が可能となるのは非常に嬉しい事です。

また、いずれも該当されない場合も一度最寄りの役所の福祉窓口にて「就労移行支援サービスの利用が可能か?」確認してみましょう。

障害者手帳は取得すべき?【メリット・デメリットや取得方法】

障害者手帳は取得しておいた方がいいのか?それとも取得しない方がいいのか?

結論から言って「障碍者手帳を取得することのデメリットはほとんどない!」と言えます。

ただ、気持ち的にも資源としても必要か不必要かは人それぞれですが、メリットに加え人によっては一部デメリットでは?と考える方もいらっしゃいますから、簡単に内容をまとめましたのでご紹介していきたいと思います。

また、合わせまして障害者手帳の取得方法など申請に必要なものなどをご紹介していきますので、是非最後までご覧下さいませ。

障害者手帳を取得するメリット・デメリット

何をするにおいても、メリット・デメリットはあります。
障害者手帳にもメリットとデメリットはありますので、メリットデメリットを踏まえた上で取得した方が良いのか、取得しない方が良いのかを判断してください。

障碍者手帳を取得するメリット

まずは、障碍者手帳を取得するメリットについてご紹介していきます。

メリット1.色んな場面での料金が安くなる

例えば、医療費の助成や所得税・住民税などの税金の軽減があります。
後は交通機関の割引があったり、金銭面での助成がメリットです。
一番大きなメリットと言えるでしょう。

メリット2.障害者雇用枠での利用が可能

今まで障害者の方が働きにくかった環境が障害者雇用促進法の制度が発表されてから、障害者の就職率がUPしております。

障害者雇用枠での就職は配慮のある働き方ができますので、安心して働くことができるメリットです。
 

障碍者手帳を取得するデメリット

次に、障害者手帳を取得する事でデメリットだととれる可能性のあるものをひとつあげていきます。

デメリット?

障害者手帳を取得するデメリットはほとんどありませんが、強いて言うとすれば障害者手帳を持つ抵抗・自分は障害者ということを受け入れることです。

ご自身が障害者として生きていく抵抗がある方・認めたくないという声はやはり多いですから、病識を認めてしまうのに抵抗があるとすればデメリットとしてあげられるのでないでしょうか!?

以上が障害者手帳を取得する上でのメリットとデメリットになります!!

人によってメリット・デメリットの受け止め方は多少変わってきますが、ご紹介した内容は一般的に考えたメリット・デメリットになりますのであくまでも参考程度に受け止めて頂ければと思います。

障害者手帳の取得方法は?(取得の流れと種類)


障害者手帳の申請や取得する方法は全くわからない方からすれば、まず最初に何をすれば良いのかがわからないと思います。

そして、申請の手続きも複雑でたくさんの書類や用意しなければならないものも多いというイメージがあるかと思います。

申請の流れと申請の際に必要なものなどをこれからご紹介していきます。

申請の流れ【障害者手帳】

1.市役所福祉課に申請したい旨を伝える

2. 上記の福祉課から所定の「指定医師診断書」を受け取る

3. 上記各医療機関に市役所福祉課で受け取った「指定医師診断書」を提出し、診断書を作成してもらう
(医療機関でヒアリングを受ける、場合によっては検査、測定などをされる場合がある)

4. 市役所福祉課に各提出物を持っていき、福祉課にある手帳交付(再交付)申請書を記入、提出する

5. 役所での審査待ち(約1ヶ月半程度、時間がかかる)

6. 審査終了後、市役所福祉課から文書で連絡が入る

7. 市役所福祉課に、届いた書類、印鑑、身体障害者手帳を持っていき、手帳を交付してもらう

申請に必要なもの【障害者手帳】

・証明者写真
・印鑑
・「指定医師診断書」用紙
・身体障害者手帳(障害の程度変更の場合)

障害者手帳にはどんなものがある?【精神保健福祉手帳・身体障害者手帳・療育手帳】


障害者手帳とは、身体障害者手帳、療育手帳と精神障害者保健福祉手帳を含む、障害のある人が取得する手帳のことです。

障害者手帳を取得することで、障害の種類や程度に応じて様々な福祉サービスを受けることができます。
それでは各3種類(精神保健福祉手帳・身体障害者手帳・療育手帳)の種類をご紹介していきます。

精神障害者保健福祉手帳

精神障害者保健福祉は、一定程度の精神障害の状態である事を認定するものになります。

対象になる方の例
・統合失調症
・発達障害
・うつ病
・高次脳機能障害

など
※知的障害があって上記の例の様な精神障害がない場合は精神障害者保健福祉手帳の対象になりません。
(手帳を受けるには、病気による初診日から6カ月以上経過していることが必要です。)

精神障害者保健福祉手帳の等級は、1級~3級まであります。

1級 精神障害であって、日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの
2級 精神障害であって、日常生活が著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの
項3級 精神障害であって、日常生活若しくは社会生活が制限を受けるか、又は日常生活若しくは社会生活に制限を加えることを必要とする程度のもの

身体障害者手帳

身体障害者福祉法が定める身体上の障害のある人に対して、都道府県などが交付する障害者手帳です。
各種の福祉サービスを受けるために必要な証票身体に障害のある方が、医療の給付、補装具費の支給など、として、申請にもとづき交付します。

対象になる方の例
・視覚障害
・聴覚・平衡機能障害
・音声・言語・そしゃく機能障害
・肢体不自由
・内部障害(心臓機能障害・肝臓機能障害)

など

療養手帳

療育手帳は、児童相談所又は知的障害者更生相談所において、知的障害があると判定された方に交付される手帳です。

療育手帳をお持ちの方は、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスや、各自治体や民間事業者が提供するサービスを受けることが出来ます。

対象になる方の例
児童相談所又は知的障害者更生相談所において知的障害であると判定された者に対して交付する。

障害者手帳と言っても、その中には種類が3種類もあるんです。
ご自身にとって必要な手帳を

障害を持った方が多く利用する人気の就労移行支援事業所を紹介

上記でもご紹介した通り、就労移行支援のサービスを利用するにあたり、障害者手帳は必須ではありません。

障害者手帳がなくても就労移行支援のサービスを利用できますが、大阪には数多くの事業所が存在ます。
自分が持ってる障害の事を理解してもらえる事業所を選ぶ事がとても大事になってきます。
ここからは、障害に理解のある就労移行支援事業所を3つご紹介していきます。

就労移行支援事業所の利用条件は?

就労移行支援事業所は実は誰でも利用できる訳ではないんです。
利用するためには条件があります。

その条件は以下の様になります。

原則として18歳以上満65歳未満(※)の方
※例外として「65歳に達する前の5年間に障害福祉サービスの支給決定を受けていた方で、65歳に達する前日において就労移行支援の支給決定を受けていた方は、当該サービスについて引き続き利用することが可能」と定められています。

身体障害、知的障害、精神障害(統合失調症やうつ病、双極性障害、適応障 害、てんかんなど)、発達障害や、難病の方のある方

一般企業への就職を目指しており、就労が可能と見込まれている方や「就労継続支援事業所(A型・B型)」のように、通常の事業所に雇用されることが困難な方に向けた、福祉支援のある事業所は対象となりません。

現在、就労していない方(※)
※申請を受け付ける自治体の判断により、休職中やアルバイトをされている方などの利用が例外的に認められる場合もあります。休職者については、所定の要件を満たす場合に利用が可能となります。

就労移行支援の利用料は?

利用料は以下の通りです。

所得区分 世帯の収入状況 利用負担上限月額
生活保護 生活保護受給世帯 0円
低所得 市町村民税非課税世帯※1 0円
一般1 市町村民税課税世帯(所得割16万円未満 ※2)
※入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者を除く※3
9,300円
一般2 上記以外 37,200円

※13人世帯で障害基礎年金1級の受給の場合(300万円以下の世帯対象)。
※2収入600万円以下の世帯対象。
※320歳未満の入所施設利用の、市町村民税課税世帯においては一般2。

就労移行支援を利用する前に知っておきたいこと

就労移行支援のサービス内容は大体わかっている方も多いかとは思いますが、初めて利用される方で、

通所する前に知っておっけば良かったという事がないように、これからいくつかご紹介していきます。

就労移行支援の利用期間

就労移行支援の利用期間は原則2年間(24カ月)です!
就労移行支援の期間は就職するまで通うことができると思っている方も中にはいらっしゃるでしょう。

しかし、2年間という期間の中で訓練を積んで就職を目指さなければなりません。
この2年間を活かすかどうかはご自身の就職したいという気持ち次第になります。

2年間以降の延長はできるのか?

結論、2年間の延長は状況や場合によって可能です。

しかし、延長するには新たに申請をしなければなりません。
大前提に「就労の意欲はあるか?」「就職活動に取り組んでいる」などの最低条件などは必要です。

病気や体調不良などで一時、就労移行支援の利用を数カ月の間お休みしていたり、就職活動がなかなかうまくいかないけれど、

どうしても就職活動を続けたいという方は延長の対象になってきます。

定着支援

就労移行支援には定着支援というサービスがございます。

このサービスの内容は就労移行支援事業所に通所して就職ができた方に、就職をしてから半年間のサポートを通所していた事業所の担当者によるサポートの事です。

目的としましては、新たに入社して不安や悩み事が溜りこんですぐに辞めてしまわない様、支援による相談できる環境を設けて、改善しより長く働き続けてもらうことです。

働き始めてからもサポートしてもらえれば不安も少しは安らぎますよね。

就労移行支援はどんな人に必要?

就労移行支援のサービスを利用する方は障害を持っている方や精神疾患をお持ちの方、病気が原因で仕事を休職あるいは退職してしまった方が

社会復帰を目的とした方が利用しています。

一人で就職活動をして就職することが困難な方に対して、支援員によるサポートで誰かと一緒に就職を目指したい方が利用しております。

就労移行支援は意味がないって聞くけど実際どうなの?

ネットなどを見ていると就労移行支援のサービスは利用しても意味がないという声を見かけます。

そう言った意見があるのは何故なのでしょうか?
意味がないという理由は以下のようなことがあります。

役に立たない理由

・支援員が障害や症状への理解が乏しい
・就労移行は2年間で利用期間が終了する
・事業所が合わなくて辞めてしまう
・通ってる間は収入がない
・施設外就労で働いても工賃が出ない
・バイトができない

上記の理由で意味がないという意見が生まれるのでしょう。

しかし、実際に就労移行支援のサービスを利用して就職した方や、日常生活が安定した方もたくさんいらっしゃいます。

通所していた事業所でのトラブルがあった方が意味がないという意見を書き込んだり、通っていみて本当に意味がなかった方もいらっしゃったりと、

個人意見は様々です。

就労移行支援を利用する際に意味がなかったと思わないようにするのに一番大切なことは事業所選びを失敗しないことです。

就労移行支援のサービス内容的には絶対に意味がないものではありません!

通所する前にはしっかりとご自身の目で就労移行支援事業所を選ぶようにしましょう。

手帳なしでも利用可能な大阪でおすすめの就労移行支援事業所を紹介

それでは、最後に手帳なしでも利用可能な就労移行支援事業所についてわかったところで

筆者が今一番おすすめする就労移行支援事業所を一部ご紹介させていただきます。

就労移行支援WithYou

就労移行支援事業所WithYou
おすすめ度
【本町】 本町駅 17番出口(御堂筋線) 徒歩1分以内
【堺筋本町】 谷町4丁目駅 4番出口(谷町線・中央線) 徒歩5分
堺筋本町駅 12番出口(堺筋線・中央線) 徒歩5分
【大阪】

梅田駅 南改札(御堂筋線)徒歩3分
大阪駅 南口(JR線)徒歩5分
東梅田駅 北東改札(谷町線)徒歩4分

【梅田】 梅田駅 東口改札 (阪神) 徒歩6分
梅田駅 2階中央改札 (阪急) 徒歩8分
扇町駅 (堺筋線) 6番出口より、徒歩3分
天満駅 (JR線) 徒歩5分
おすすめポイント!
With Youは精神疾患に特化している就労移行支援事業所です。

精神疾患の方に向けた様々なメンタルプログラムやトレーニングコースが数多くあります。
プロの講師による講座を開いており専門的な知識を身に着けることができ、今まで障害を持った方が多く就職をしている実績のある人気の就労移行支援事業所です。

口コミ・評判公式ページへ

就労移行支援atGPジョブトレ

おすすめ度
【心斎橋】 ・大阪メトロ四つ橋線「四ツ橋駅」徒歩8分
・大阪メトロ四つ橋線・御堂筋線「本町駅」徒歩5分
・大阪メトロ御堂筋線「心斎橋駅」徒歩12分
【梅田】 JR「大阪駅」中央南口より徒歩5分
地下鉄御堂筋線「梅田駅」南改札より徒歩5分
阪神電鉄本線「梅田駅」西改札口より徒歩3分
阪急線「梅田駅」より徒歩10分
おすすめポイント!
atGPジョブトレは、障害者雇用の求人・転職サービス・就職支援サービスで有名な株式会社ゼネラルパートナーズが母体の就労移行支援事業所です。

うつ病・発達障害・聴覚障害・統合失調症・聴覚障害・難病などの障がいを持っている方が多く在籍し、関東で人気の事業所が大阪に2店舗開かれました。

事業所インタビューへ公式ページへ

にこにこワークス

おすすめ度
【本町】 地下鉄西長堀駅 7 番出口から徒歩 2 分
阪神 桜川駅 2番出口から徒歩8分
おすすめポイント!
にこにこワークスでは障害を持ったが方が働くのは不安で悩みを
抱えている方でも、就職の準備から就職後のサポートまでしっかり丁寧にしてくれます。

元々は社会保険労務士事務所渡辺事務所が母体となっているため、障害年金の申請のサポートを行なってくれるのが特徴です。

公式ページへ

まとめ

この記事で障害者手帳とは何なのか?
障害者手帳を持つメリット・デメリットは何か?などをご紹介してきました。

2018年の調査によると、障害者手帳所持者数は、5,594 千人と推計される。 このうち、身体障害者手帳が4,287 千人、療育手帳が962 千人、精神障害者保健福祉手帳が841 千人と なっているようです。

世の中にはたくさんの方が障害者手帳を必要としています。

この記事を読んで、障害者手帳に事を少しでも理解していただければ、